戦略とは、スケールメリットをつくることである。-支出を1番化できる市場を探せ!-

戦略というのは、規模の経済(スケールメリット)をつくること

戦略というのは、つまるところ、規模の経済(スケールメリット)をつくることを意味する。例外をいえばキリがないが、80%以上に当てはまるであろう経済の基本原則は、もっとも支出をしたプレイヤーがもっとも高いシェアをとるということである。

そして、ここから先は眉唾だが「支出の2乗のシェアの差が出る」というのがランチェスター戦略などでよくいわれることである。すなわち高い支出はその支出割合以上に効率化を生むということだ。

どの事業にも一定の固定費が存在するため、保有資産の稼働率を如何に高めて、この固定費を分散させることが出来るかが、利益の源泉となる。それがまさに規模の経済(スケールメリット)だ。

建物や工場などの固定資産はもちろん、ノウハウやブランド・顧客名簿などもその稼働率をあげるべき保有資産に当てはまる。すなわち、これらの保有資産を共有できる度合いが大きければ大きいほど、事業間の規模の経済性は大きいということだ。

強者の戦略がこれに当てはまることはいうまでもなく、弱者の戦略も市場を細分化してそこに集中するというのが一般的な思考法で、それが一見、スケールメリットを否定しているように見える。

しかし、本質的に何を意味しているかというと、自分が支出を1番化できる市場を探しましょうということになる。

マーケティングに話を絞ると。

それが最も容易にできる方法は「既存顧客へのマーケティング」である。その集団に対して同業種でどこよりも費用を使い、濃いコミュニケーションをとることは比較的容易なはずである。

そして、次に容易な方法は、媒体を絞り、その媒体を見ているユーザーに対しての1番化を図ることである。例えば、看板や店頭に通りすがりの人をターゲットにして、その人たちに対しては、どこよりも濃いコミュニケーションをとるというのは現実的な方法である。

いずれにしても忘れてはならないのは、理屈をこねくりまわしても「競争の源泉」は、どこで最大の支出ができるかという「スケールメリット」にたどり着くということである。

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