TVオワコン報道からメガコンテンツメーカーとしてのTV局を再考する。

「コンテンツメーカーとしてのTV局」

視聴率8%あっても、オワコンと言われてしまうTV。

これからも徐々に視聴率は低下するだろうが、TV(地上波)と他のメディアとの差は開くばかりだ。 
つまりTV云々ではなく、メディア細分化の時代を迎えているということ
但し、TV局は、TVの強みをより理解すべきだと思う。

TV局の圧倒的な強みは、TVの普及率とチャンネルの寡占により圧倒的に同時間に多くの人に情報を届けることができるという点
そして、それを前提とした圧倒的な広告収入の大きさにある。
それは、コンテンツ作成に対して圧倒的に巨大な予算を割けることを意味し、一般的には、他メディアや制作会社には絶対につくれない圧倒的に良質なコンテンツをつくることができる可能性が大きい。
現在、TV局は、視聴率の低下を受けて、番組制作予算を下げるという方向に舵を切っている。

今までムダが多かったので、それを最適化しているという面もあるのだと思うけど、一般論として予算の低下は、コンテンツの質の低下を招く。
そして、コンテンツの質低下は、言うまでもなく、視聴率の低下を招くのだ。
視聴率が低下したから予算を下げるのではなく
視聴率を上げるために、どれだけ良質で独自性の高いコンテンツを
つくることができるか?
というベクトルに向かうべきだと思う。

TV局は、映像配信会社から脱皮し、
「メガコンテンツメーカー」というポジショニングを理解しなければ、生き残ってはいけないと思う。
日本国内での支持はもちろんのこと、世界あるいはアジア全域に売ることができるスケールのコンテンツをどのくらいつくっていくことができるのか?
コネにまみれたサラリーマン揃いのTV局員には、気難しいクリエイターのマネージメントは苦手な仕事なのかもしれない。
ただ、そこから逃げずに、世界を意識した大きな予算の使い方ができるTV局だけが生き残ることができると思う。

流行りものに飛びつくのではなく、時間をかけて育成し、磐石なコンテンツづくりの環境をつくる投資ができないだろうか。
ジブリ・ディズニーを超えるアニメーション制作会社はつくれないのか?
日本資本によるハリウッド映画はつくれないのか?
日本の知性を高める教育動画の作成に徹底的に注力できないのか?
ジャーナリストを育成・支援し、世界に販売できるニュース素材をつくれないのか?
アスリートや国内スポーツリーグの育成にもっと注力したっていいと思う。
今、放送されているTV番組で、インターネットTVでもできるような番組がどの程度あるだろうか?
ビデオ視聴との戦いで生放送が視聴率をとりやすいという向きがあるようだが、それは視野が狭すぎる。 
それこそインターネットと対等な領域なのだ。
TVは、圧倒的な予算をかけたメガコンテンツの制作にこそ優位性がある。

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