6次産業化という流行は、特化によるメリットを消失する結果にはならないだろうか?

農業の「6次産業化」という言葉が流行っています。
敢えて、流行って言わせてもらうのは、流行でしかないと思うからです。

いろいろな6次産業の説明を見ていると、流通費や加工賃等を生産サイドが独占することでより大きなリターンが得られるということが書いてあります。

これは、まず、リスクやコストに言及していない時点で片手落ち。
リスク(投資)が大きければ、リターンが大きいこともあるよ。
と言っているに過ぎないと思います。
単に、ハイリスク・ハイリターンを提示しているに過ぎないと思うのです。

敢えて、言うならば、価格交渉等の取引コストは減るかもしれませんが
高く卸しても低く卸してもどちらかが損するわけで、取引全体のスケールメリット・シナジーはかなり怪しいと思います。

むしろ、特化によるメリットを消失する結果になるのではないかと思います。
人は、2つのことをやるよりも1つのことに時間を費やした方が効率化するのです。

少なくとも、農家として儲かっている人がより儲ける方法としては、ひとつの多角化の方法としてありだと思いますが、農家として立ち行かない人の切り札にはなかなかなりえないと思います。

そもそも、農業と接客は適性が大きく違います。
農家の方が接客もマーケティングもできれば、それは間違いなく、成功する素養はあると思いますが、そんな人は、「6次産業化」と定義して頂かなくても、とっくにいろいろと売る方法を考えていると思います。

なんとなく、中抜き家業のコンサルタントのためにある言葉だな~と思います。

だって、自分で作って自分で売るって、新しくもなんともないでしょ?

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