横浜ベイスターズの帽子配布戦略から成長企業の意思決定を考える。

今日、たまたま横浜ベイスターズの集客戦略についての記事を読んでいたら娘たちが、横浜ベイスターズの帽子をもらってきた。
なんと神奈川県内の小学生・幼児園児等72万人に帽子を配布するというのだ。

なんとも太っ腹な・・・と思ったが、72万人×@300円で2億円くらい。 そのインパクトと効果を考えると実に割のいいマーケティングに思えた。 
子供のいるほとんどの世帯に、帽子がおいてあるというのは実に優れたコミュニケーションだと思う。自分の家でも友達の家でも目にするその帽子は子供たちの心にずっと焼きつくだろう。 
子供というのは、お店で帰り際に飴をもらえたことをずっと覚えているし、それを店の選択理由にするものだ。
お年玉が多かったおじさんのことはいつまでも覚えてる。
帽子をもらえるという経験は、生涯にそう何度もあるものではない。 一生、恩義に感じても不思議ではない。
そのくらい子供というのは、非常に費用効果の高いターゲットだということが言える。

DeNAは、参入5年目。
集客は急増し、今では満員率90%を超える。
だから、単純に集客だけを考えるともはや伸びしろはほとんどないのだが、「損して得とれ」の長期的ロイヤリティ戦略だと言えるだろう。

成功物語というのは、しばしば物語や斬新な方法によってなされたような描写を受けるが、
たいてい、成功の原因は、因果関係を逆回転させた意思決定(拡大均衡思考)によるものだと感じる。
特に、古い業界の並の企業は、
集客減→投資減→集客減→投資減・・・・というパラダイム(縮小均衡)の中で、環境起点の意思決定を行うが、
前向きで論理的なプレイヤーは、
投資増→集客増→投資増→集客増・・・というパラダイム(拡大均衡)の中で、自分起点の意思決定を行う。
いずれも因果関係として必然という意味では正しいが
まったく正反対の結論になる。
企業経営をする以上、後者の選択が当然に思えるが
多くの企業は、前者を選択する。

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