コンビニドーナツがこけた理由を分析してみる。

セブンイレブンの初年度ドーナツ売上目標が、600億円に対して
セブンイレブン・ローソンを足しても510億円にとどまるという予測が出ているという。

ドーナツ販売を始めるにあたり、かなり報道された中でのお試し買い需要も相当あったことを考えると、今後、伸びる可能性はかなり低いと思う。

但し、セブンイレブンは、挽回に躍起になっている。

ドーナツの位置もコーヒーサイドからレジ間に移動した店舗が多いし、店頭の幕もドーナツに統一しているようだ。

味もバージョンアップして、再度、パブリシティの獲得を模索している模様。

コンビニドーナツがこけた理由を分析してみよう。

先に、結論を言うと、パンやスウィーツコーナーという代替品が存在する中で

「口頭で注文し、待つ。」というコストをドーナツの魅力が越えられないという点にあると思う。

別に、ミスタードーナッツよりうまいまずいと論じる必要もない。

レジまわり商品を見てみると、おでん・肉まん・ホットボックス(ポテトとか鶏肉とかフランクフルトとか)
いずれも温かく、そのまま食べられるという意味も含めた代替品がない。

コーヒーだって、缶コーヒーとはおいしさにはかなり隔たりがあるので、口頭で注文する手間をかけるだけの意味があると直感的に思う。

ドーナツはどうだろう?

過去、セブンイレブンでアイスクリームをやっていた店舗があったが、それもほぼなくなった。

理由は、ドーナツ同様
ストッカーアイスという代替品が存在する中で
「口頭で注文し、待つ。」というコストをアイスクリームの魅力が越えられないということだったのではないかと理解している。

商品の魅力に関して言うと、実際においしいかどうかは別にして店内調理しているわけでもないなら、特別な価値に乏しい。

コーヒーが売れてるからそれに合わせたスウィーツを・・というのはわかるんだけど、
それをレジ周りにもってきて、店員を介する意味はほとんどない。

せっかく品質の高いスウィーツコーナーを作ったんだから、その流れで、並べてくれればいい。
自分で取れるようにしてもらった方が、断然、買いやすいんだけど。
混雑してるときなんてすごく気が引けちゃうし。 というのが、多くのユーザーの本音じゃないかなと思う。

なんでこんなことが起こってしまったかというと、コーヒーの成功に酔ってしまったというところだろうね。

ちょっと引きで見れば、分かることだと思うんだけど、コーヒー起点で考えてしまったからこんなことになってしまった。

そもそも仮に成功していたとしても、店舗として意味があるのかな?という疑問は残る。

コンビニドーナツの原価率は、50%というんだけど、スウィーツだってパンだって30%近くの粗利はあるわけで。

100円のドーナツを売って残るお金は、20円くらいしか変わらない。

1日100個売って2000円。 これに、スペースと電気代と手間と廃棄を考えたらどうなのかな?と。

コーヒーとおでんには一定の目的客がいて、それに付随する販売機会もあるので、その集客効果も見込んだのだと思うけど。

「コーヒーのお供にドーナツ」という時点でその気概はあるようなないような。

とはいえ、ドーナツ製造は、並々ならぬ覚悟をもって本気でやったのだからそれを無駄にすることはしないでしょう。

自製ドーナツは、店員を介する方式ではなく、スウィーツコーナーに並ぶようになるでしょうね。

それだけで、かなり売上は伸びると思う。

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