缶コーヒー市場でのジョージアとBOSSのトップシェア争いが激化していることについて考察してみる

缶コーヒー市場のトップシェア争いが激化している。かつては40%のシェアをもっていたコカ・コーラ「ジョージア」も現在は30%程度となり、サントリー「BOSS」が、数%の差にまで迫ってきている。

そして「BOSS」は近年中にTOPシェアに立つだろう。

そう考えるひとつの理由は、JTの自販機部門買収による販路拡大効果。そして、もう一つの大きな理由は、BOSSの「ブランド力」である。近年の調査で、ジョージアと比べてBOSSのブランド力の方が高いことが知られている。事実、自動販売機を除いた売上では、BOSSがトップシェアである。

なぜ、BOSSのブランド力が高いのか?CMが響いているだとか、新商品の話題作りに成功しているだとか、ネーミングが優れている、など色々な理由がいわれているのだが、もっと客観的で明快な理由が存在している。

それは、ジョージアと比べてBOSSの方が「約50万個」看板が多いからだ。

具体的に説明すると、サントリーの自販機のデザインが「BOSS」なのだ。それに対してコカコーラ社は、コカコーラであり、キリンもアサヒも社名がデザインされている。

これは、小さなようで、相当に大きな効果であり、小さなようで大きな意思決定である。

あれだけ多くのブランドを抱えているサントリーが、ほとんどすべての自販機デザインを先輩ブランドを差し置いて新商品に塗り替えたのだ。経営陣のBOSSへの覚悟が見える。仮に撤退した場合の50万台の塗り替えコストを考えても相当な覚悟であるといえる。

この看板数の差はブランドの「マインドシェア」に対して継続的に、そして着実に差を作り続けるであろう。

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