「イソジン」と「カバくん」からブランド力の資産性について考える。

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(抜粋)
明治は来年4月、今のイソジン製品と中身が完全に同一で、ブランド名だけを変えた製品を発売する。その名も「明治うがい薬」。
 契約解消後もイソジン商標以外の成分、容器・包材などは、引き続き明治も使用でき、すでに製造販売承認を得ている。

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ブランド力とは、「人々がもつブランドに対する知識」である。

「イソジン」という名に、うがい薬への必然性はないが、
その名で、50年以上にわたり、TVCMと店頭でコミュニケーションを継続したことで
[イソジン→うがい薬]はもちろん [うがい薬→イソジン] という知識形成に成功した。

しかも、広く深く独占的に。

他のうがい薬の名ははほぼ思いつかないと言っていいでしょう。

明治もそれを強く自覚していて、イソジンを手放すことを惜しんでいる。

[うがい薬→カバ]は、どの程度浸透しているだろうか?
[うがい薬→明治]は、ほぼ浸透していない。

菓子メーカー明治にとって[明治→うがい薬]のイメージが形成されてしまうことは、リスクだ。
それを回避しながら、[うがい薬→明治]を形成することは、技術的には難しかっただろう。

ただ、現在のイソジンのパッケージには、明治の名が、大きく表示されている。 確認したところ、2008年までは、明治の表示はほとんど目立たなかったので、イソジンとの決別は、視野に入れた方針転換があったのかもしれない。

新商品は、「明治うがい薬」になるという。
うがい薬に明治を冠することにより、チョコレートが消毒液くさいイメージになるのではないかという心配がある。

食品以外に明治ブランドを拡張すべきではないと思う。

※余談ですが、日本においては、韓国俳優のイ・ソジンが、黒い消毒液のイメージを払拭するには、相当な時間を要するでしょう。

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